認知症の原因の食べ物の一つは白砂糖?薬膳から診る原因と予防策!

認知症の原因の食べ物

年々増加傾向にある、認知症
自分の両親も、そしてゆくゆくは自分も…(°Д°)

なんて考えてしまうこと、ありませんか?

薬剤師るらら
この記事は、管理栄養士をしている友人が書いてくれたんですが、薬剤師の私でも勉強になる内容となっています。

 

人と喋る、料理をする、など、脳が働く刺激的な毎日を過ごすことは、もちろん大切。

その他に、食生活でも、気を付けるとよいことがあります。

認知症の原因になる食べ物が何なのかわかれば、それを避けたいと思いますよね。

管理栄養士の筆者ですが、薬膳の知識も織りまぜて、

【認知症の原因の食べ物の一つは白砂糖?薬膳から診る原因と予防策!】と題しまして綴らせて頂きます♪

目次

白砂糖は、認知症の原因のひとつです

塩水と砂糖水、電流が流れるのはどちらでしょう!?
小学生か中学生のころ、一度は理科の実験でやりましたね。

答えは、塩水です。
砂糖は電気を流しません。

これが、人体でも起きている可能性があります。
脳からの指令は、神経内を電気信号が流れることで、身体の隅々まで届き、実際に動くことができます。

ここで、身体の中が白砂糖でいっぱいだと、電気信号が流れにくくなります。

つまり、脳からの指令が届くスピードが遅くなってしまうのです。

 

記憶力の低下や物忘れなどの、認知症の症状にも繋がります。

甘いものを常に意識して控えている人が、一時的に白砂糖をたくさん摂ると、物を落としやすくなったり、つまずきやすくなったりすることがあるとも言います。

これは、脳からの指令がいつもより鈍くなっているためです。

 

ここ数日、「よく物を落とすな~」「つまずくな~」などと感じることがあったら、白砂糖を摂りすぎていないか、振り返ってみてくださいね。

白砂糖は、身体ですぐにエネルギーに変換されるため、摂った直後は元気が出たり、幸せな気持ちになったりします。

ところが、それは一過性のもので、すぐに冷めてしまいます。

すると、また欲しくなり、依存的になってしまうのです。

 

さらに、白砂糖は急激に血糖値を上昇させ、その繰り返しが血管を傷つけます

この傷が、脳の血管で起こると、血管の破裂や詰まりなどの障害にも繋がり、結果として、認知症を引き起こす可能性があるとも言われています。

薬膳から診る、認知症の原因と予防策

薬膳から診ても、甘いものの取りすぎは、認知症の引き金になると言われています。

瘀血(おけつ)

甘いものはドロドロ血を作り、全身の血液の停滞を引き起こします。

このドロドロ血を「瘀血(おけつ)」と呼びます。

瘀血のサインのチェックリストはこちら↓

  • 歯ぐきや唇、舌の色が紫色、または暗い色をしている
  • 足の静脈が浮き出ている
  • 痔がある
  • 舌の裏側の静脈が暗い紫色で、腫れている
  • 経血にレバー状のかたまりが混じる
  • 月経痛がある
  • 顔色が暗くくすんでいる、目の下のクマが消えない、またはシミやそばかすが多い
  • 皮膚がザラザラした鮫肌
  • 手足のしびれか、関節痛がある
  • 首や肩のこりがある、または頭痛がある
  • 手足や足首から冷える
  • もの忘れしやすい

 

 

痰湿(たんしつ)

さらに、瘀血を生み出す要因のひとつに「痰湿(たんしつ)」があります。

これは排水口に溜まる、ぬめりのようなものと想像してください

痰湿のサインのチェックリストはこちら↓

  • 吐き気がある
  • 食欲不振
  • 便がゆるい
  • 痰が多い
  • 耳の閉塞感がある
  • めまいがする
  • のどや胸につまった感じがする
  • 肥満
  • 身体が重い
  • 頭がヘルメットをかぶったように重い
  • 舌に厚い苔がべったりとついている

 

 

認知症予防には、痰湿をためないことと、瘀血を生み出さないことが大切になります。

ストレス

それから、ストレスが多いことや、元気がないことも、瘀血を作り出す原因になります。

ストレスチェックリストはこちら↓

  • イライラして、怒りやすい
  • 憂鬱になりやすい
  • 細かいことが気になる
  • ガスやゲップが多い
  • おなかが張る
  • 便秘と下痢をくり返す
  • のどにつまったような感じがある
  • こめかみに張るような痛みがある
  • 胸や脇腹の張りや痛みがある

 

元気

元気があるかのチェックリストはこちら↓

  • 寝ても疲れが取れない
  • 息切れがする
  • 声が小さい
  • 動悸がする
  • 汗が出やすい(寝汗ではない)
  • 食欲がない
  • 軟便になりやすい
  • いろんなことが不安になる
  • 腰に痛みがある
  • 夜中に何度もトイレに起きる
  • 疲れると症状が悪化しやすい

 

たとえ現在は認知症の症状がなくとも、チェックリストで多数当てはまるようでしたら、注意が必要です。
薬剤師るらら
最近では、こんな興味深い本も出ています。


 

改善してくれる食材

☆瘀血を改善する食材

  • 野菜(小松菜、にら、らっきょう、パセリ)
  • きのこ
  • 果物(桃、ブルーベリー)
  • 魚(鮭、たら、うなぎ)
  • 黒米
  • 黒大豆
  • 納豆
  • くるみ
  • 酒粕など。

☆痰湿を減らすのに役立つ食材

  • 野菜(大根、きゅうり、ゴーヤ、緑豆もやし)
  • きのこ
  • 海藻、春雨
  • ハトムギ
  • ハーブティーなど。
気を付けるべきは、 生もの、冷たいもの、油っこいもの、甘いもの、味が濃い食事を控えることです。

☆ストレス過多の人におススメな食材

  • イカ・牡蠣・貝類などの魚介類
  • セロリ・セリ・春菊などの香りのよい野菜
  • 柑橘類
  • そば
  • 菊の花
  • ミント、ラベンダーなど。

☆元気がない人におススメな食材

米、もち米、うなぎ、鶏肉、羊肉、やまといも、長いも、自然薯、じゃがいも、さつまいも、ほうれん草、小松菜、ごま、くるみ、ナツメなど。

加熱して、しっかり噛んで食べることが大切です。

 

参考・引用:『ミドリ薬品漢方堂の まいにち漢方 体と心をいたわる365のコツ』櫻井大典著 ナツメ社

まとめ

認知症に限らず、健康のためにも、白砂糖は控えられるだけ控えるには、越したことはありません。

薬膳で役立つとされている食材も参考に、食生活からも、認知症を予防して楽しい老後を過ごしたいですね

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