毎日出てくる「生ゴミ」…半日置いていたら、めちゃくちゃ臭くなったり、コバエがとんだりしてストレスになったりしませんか?
私は家族が多いので、燃えるゴミの「生ごみ」が占める割合がすっごく大きいんですよね。次の、ごみ収集日までの生ごみの臭いも悩みの種だったんです。
そこで、簡単に作れるといわれている段ボールコンポストを実際に作って、段ボールコンポストで生ゴミ処理をしてみました。
実際に段ボールコンポストで生ゴミ処理をしてみてわかった、作り方、注意点などを全部まとめてレビューします!
さらに、安く実施できるといわれている段ボールコンポストのコスパは実際にどうなのか?地方自治代の助成金などの情報も含めてお伝えします!
この記事を読むことで、
- 段ボールコンポストの簡単な作り方5ステップ
- 段ボールコンポストの置き場所
- 段ボールコンポストに入れていい物の悪い物
- 熟成方法
- 虫対策
- 段ボールコンポストとゴミ処理機とどっちを選ぶべきなのか?
このようなことがわかります。
段ボールコンポストを手作りでやってみたい人や、自治体の補助金を使って生ゴミ処理機を買おうか迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね♥
段ボールコンポストとは?
段ボールコンポストとは、段ボールを使って生ごみを処理してコンポスト(たい肥)を作る生ごみ処理容器のことです。
段ボールコンポストの簡単5つの手順の作り方
段ボールコンポストは、ごみ削減のために地方自治体がかなり力を入れているんです。
私の住む町田市では、「ダンボールコンポスト講習会」というのを開催しています。
ものは試しに…と「ダンボールコンポスト講習会」に参加して、実際に段ボールコンポストを手作りしてみたので、ご紹介します!
段ボールコンポストの材料
用意するもの
画像引用:名古屋市Hp
- 段ボール箱(25ℓ~30ℓ 程度、2重のものが望ましい)
- 底用ダンボール 2枚(天地替えの時にも使うため)
- コンポスト基材 ※下記に例あり
- 温度計(温度管理用、無くてもOK!)
- 新聞紙(1日分くらい)
- クラフトテープ(紙製の方が通気性がいい)
- 虫よけ用の布(Tシャツなどを利用)
- 網目状の台(苗用トレイなど)
- しゃもじやスコップ、ゴム手袋など(生ごみをかき混ぜる用)
だから、スコップより、しゃもじの方がおすすめです。
基材は手に入りやすいもので大丈夫です。
基材の例を3つ紹介します。
基材の例①(私が作ったもの)
- 竹チップ(22ℓ 約5Kg)
- 竹炭(2.5ℓ 約800g)臭い消し目的
- 米ぬか(1.2ℓ 約450g)微生物の栄養のため
基材の例②
ピートモス3とくん炭2の比率で混ぜる
- ピートモス(15ℓ)
- くん炭(10ℓ)
基材の例③
腐葉土と米ぬかを重さ5対3の割合で混ぜる
- 腐葉土(3.5Kg)
- 米ぬか(2.1Kg)
段ボールコンポストを作る簡単5ステップ!
私が実際に作った手順を写真と一緒に説明します。
step
1段ボール容器を組み立てる
2重段ボールをクラフトテープでしっかり止めて組み立てる。その時、横のつなぎ目部分も虫が入ってこないようにクラフトテープを貼っておく。
step
22重底にする
底が抜けるのを防ぐ目的と余分な水分を吸収するために段ボールの底を2重底にします。
段ボールの底のサイズにきった底用ダンボールに新聞紙を1~2枚巻いて、箱の底に敷く。
step
3基材の材料を混ぜ合わせて入れる
竹チップ・竹炭・米ぬかを、竹チップを入れたビニール袋の中で転がすように混ぜる。
↓ 竹チップ
↓ 米ぬか
↓ 竹炭
破けちゃっても、ガムテープで応急処置したら大丈夫でした(;’∀’)
袋の中で混ぜた状態がこんな感じ♪
これを、段ボールコンポストの中に入れる。
step
4虫よけカバーをつくる
要らなくなったTシャツなどの首と袖をゴムで括って、防虫カバーを作る。
私は、着なくなった主人のTシャツを利用
ゴムは、娘の伸びちゃったヘアーゴムを利用♥普通の輪ゴムを3つでくくってもいいです。
もちろん、ミシンで縫ってもOK!
step
5台の上にのせて虫除けカバーをかぶせる
通気性をよくするため、網目状の台(苗用トレイなど)の上に設置!
無料でくれるところもあるようですが、私は、くださいといえず…
お花の苗を購入してもらってきました。
完成です!
段ボールコンポストの毎日の利用方法
段ボールコンポストの本体が準備できたら、実際に生ごみを入れて使っていきましょう!
簡単な流れ
- 生ゴミをいれる前に、前日に入れた生ゴミをよくかき混ぜる
- 基材に穴を掘って、生ごみを投入する
- 生ごみの上に基材を被せる
- 虫除けカバーをかける
生ごみは、1日500ℊから800gぐらいにしましょう。
段ボールコンポストの置き場所
段ボールコンポストをどこにおこうか迷うとおもいます。段ボールコンポストの置き場所は、
雨が当たらない、風通しの良い場所
であれば、どこでもいいんです。
でも、置き場所によるメリットとデメリットがあります。あなたの住宅事情や気になるポイントから選ぶといいですね。
詳しくは、段ボールコンポストの置き場所は?ベランダと室内のどっちがいいの?で解説しているので、気になる人はチェックしてみてください。
段ボールコンポストの熟成方法
段ボールコンポストの基材は、残念ながら、生ごみ投入後に、そのまま堆肥として使うことができません。
基材を熟成しないといけないんです。熟成方法は、簡単3ステップでできるので、やってみてください。
- 最後の生ごみを投入したら、その生ごみのために7日間は毎日混ぜる。
- その後は、1週間に1回、水分が少なくて乾燥していれば水を500㎖~1ℓ 足して、よくかき混ぜる
- 生ごみの形がなくなって、たい肥の温度が上がらなくなったら、『生ごみたい肥』の完成
熟成させるタイミングや堆肥の使い方に関しては、【簡単】段ボールコンポストの熟成方法!堆肥の使い方についても で詳しく書いているので参考にしてくださいね♥
段ボールコンポストに入れてはいけないもの
段ボールコンポストを始めて、まず最初に思うのが、「これって入れていいのかな?」ということ。
基本的に、人が食べるものであれば、段ボールコンポストに入れても大丈夫です。
入れてはいけないもの
- 腐敗しているもの
- プラスチックなど
分解しずらいもの
- 貝殻
- 卵の殻
- アボカドの種
- とうもろこしの皮と芯
- 玉ねぎ、タケノコの外皮
- スペアリブなどの太い骨
- 防腐処理されている柑橘類の皮
卵の殻って毎日でますよね…
あと、バナナの皮は、小さく切って入れないと、なかなか分解しません。
段ボールコンポストだと「ゴミを何でもそのまま入れちゃえ!」とはいかないですね
投入する生ごみを分解しやすくする工夫や虫対策については、【段ボールコンポストに入れてはいけないもの!簡単な3つの工夫とは?】で詳しく書いています。
失敗しないために必要な虫除け・虫対策
段ボールコンポストの成功のカギは、虫対策といっても過言ではありません!
失敗しないためにも、しっかりと対策していきましょう。
虫除け
段ボールコンポストに虫が来ないようにするには、
- 虫除けカバーをしっかりかける
- たい肥にかけないよう、カバーにスプレーするなら、虫除けスプレーも使用OK!
虫対策
段ボールコンポストに虫が出ないようにする対策は、下記の5つ
- 台所の生ごみに虫に卵を産ませないようにする
(生ごみは密封保管しておくorすぐに入れる) - 段ボールコンポストの箱の継ぎ目に隙間がないようにテープで目張りをする
- 段ボールコンポストを布カバーでしっかりと覆う
- カバーや箱の底に、虫が卵を産みつけていないかチェックする
- かき混ぜようのしゃもじやシャベルはコンポスト専用にして常に箱の中に入れておく
段ボールコンポストにわく虫の代表は、コバエ・ダニ・ウジ虫。
それぞれの虫別の対処の仕方は、【段ボールコンポストの虫!コバエ・ダニ・ウジ虫対策と簡単虫除けを実践!】で詳しく書いているので、「すでにコバエがきちゃったよ~」なんて言う人は、チェックしてみてください。
生ゴミ処理機と段ボールコンポストはどっちがおすすめ?
段ボールコンポストの販売はある?
まとめ
毎日の生ゴミを減らして、ゴミ袋代が節約となり、地球環境にいいことができる…